ポートフォリオのキャッシュ、何処にプールするのが得なのか?

株式投資
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NYダウとかを見ていると、今年に入ってから上がるんだか、下がるんだかわからない様な状況が続いていますよね、はじめは200日移動平均線まで下がらないんじゃないかと思っていましたが、6月末からしっかりとかかっています。

 

この様なときは積立を続けながら、暴落に備えてしっかりとキャッシュポジションをキープするのが大切だと思っています。  

 

しかし、何時来るかもわからない株価の下落を待つよりも、そのキャッシュを投資に回して配当金を得たほうが良いという事もあるので キャッシュポジションを取りながらリターンが得られないか調べていみました。

 

そもそもキャッシュポジションとはなにか?

キャッシュポジションとはポートフォリオの中でキャッシュの占める割合のこと、投資に充てる資金ですべて株や債券を購入してしまうといざ株価が暴落した場合など買い増す事ができません。

つまり株価が下落してバーゲン状態になったときのためにキャッシュを準備しておき、そのときに買い増すのです。 このキャッシュがなければみすみす儲かるチャンスを逃すことになるわけです。

 

もし、キャッシュポジションがなく 買い場が来てどうしても購入したいとなれば、 生活費や近い将来使う予定のお金を投入するしかありません。 そして下落した株価が何時戻るのかは神のみぞ知る・・・という状態です。

 

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生活の中でお金が必要になって、投資したお金を現金化したいと思っても 運良く株価が回復していれば良いのですが、下落したままでは損失を確定しなければならないという状態にもなりかねません。

 

この為、生活に必要なお金と近い将来使う予定のお金を投資に回しては行けません。 あくまでも投資用の資金の範囲でキャッシュポジションを持ち、株価下落時のバーゲンセールに備えるわけです。

キャッシュポジションの目安

決まりはありませんが、20~30%と決めている方が多いようです。 そして株価上昇局面では ややキャッシュポジションを厚めに そして景気後退時や暴落時には株を購入しキャッシュポジションを下げることが原則となります。

どのくらいのポジションを持つのが適当なのかご自身で決め、それを守ることが大切です。

 

また株価が下落したと思っても、実は更に下がるかもしれませんし 上がるかもしれません。基本的に上がる、下がるは誰にも当てることができないので買うタイミングをずらして数回に分けて買う事でリスクを減らすことも重要と考えています。

ではこのキャッシュポジション何で持つのが良いのでしょうか?

キャッシュを何で持つのが良いのか?

私は米国のETFに対して投資を行っているのと、SBI証券,SBI銀行を利用しているのでその前提となりますが 投資用のお金のうち、キャッシュポジションを取るお金の置き場所はざっくりと3つあります。

 

日本円でキャッシュポジションを取る場合
1:SBI銀行ハイブリッド預金を利用する

米ドルでキャッシュポジションを取る場合
2:SBI銀行外貨預金(米ドル)を利用する

3:SBI証券で外貨MMFを利用する

ではそれぞれを見てみましょう。

1:ハイブリッド預金を利用する

日本円でキャッシュポジションを保つ場合ですが、普通預金にお金を預けても超低金利のため基本リターンはありません。 ただSBI銀行のハイブリッド預金は気持ち利子が高いので、日本円であればここにおくのが良いかと思います。

普通預金金利   0.001%
ハイブリッド預金 0.01%  
(2018/07/07時点)

過去はMRF(マネー・リザーブ・ファンド)という投資信託におくという方法もありましたがマイナス金利の影響か ほとんどの銀行で終了しています。

 

また定期預金にすることで利子を上げることも可能ですが、流動性が低く いざ買い増ししたいと思っても現金化できないと意味がないですからおすすめできません。

2:SBI銀行外貨預金(米ドル)を利用する

米国のETFで運用しているので米ドルでキャッシュポジションを場合です。 SBI証券で米ドルを持っていても利子はつきません。 しかしSBI銀行の外貨預金であれば0.5%の利子が付きます。 

SBI証券  利子 0%
SBI銀行  利子 0.5%(米ドル)

円ドル交換時の手数料も銀行としては破格の1通貨あたり2銭(米ドル)と安いのでSBI銀行で円ドル交換がおすすめです。

そして実際に株を買い増ししたいと思ったときにSBI証券にキャッシュを移動(手数料なし)することになります。 即移動できるのとSBI銀行で円ドル交換するだけで何もしなくて良いのに0.5%/年の利子がつくのがいいですね。

3:SBI証券で外貨MMFを利用する

MMF(マネーマーケットファンド)とは、格付けの高い比較的短期の債券を中心に運用される投資信託で「公社債投資信託」に分類されます。 元本保証がありませんが極めて安全性が高くリーマンショックのときにも元本割れしていなかったといいます。

SBI証券では以下のMMFが購入可能

MMF 利回り
ブラックロック・スーパー・マネー・マーケット・ファンド 1.698%
ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド 1.569%
ノムラ・グローバル・セレクト・トラスト 1.436%
ゴールドマン・サックス 1.481%

2018/07/02現在

 

SBI証券の米ドルMMFは売買手数料無料、何時でもキャッシュかできるので外貨置き場に利用されるケースが多いようです。

利回りも1.5%前後とかなり高く、多少の手間はありますが、かなりおすすめな方法です。

 

SBI銀行で円ドル交換して、SBI証券に移動、米ドルでMMFを購入することで、機会損失と言われているキャッシュも約1.5%の利回りで運用することが可能であることがわかりました。

 

なんでもそうですが知らないのは損ですね、自分から調べる癖をつけないと結局は損をしてしまいます。

 

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