2022年もあと僅かになりましたね。今年の米国は年初からだだ下がり、あの最強指数S&P500も年初来20%下がってしまいました。来年のFRBの対応が気になるところです。
一方でドル円は年初115円くらいだったのが急激に円安に進んだ年でした。米国株式がだだ下がりでも円安で相殺されてホッとしている人も多かったと思います。
実はやす吉も円安で助けられたひとり、為替に助けられて年初来プラスの5%くらいで2022年を終えられそうです。
今回は今年1年の振り返りと来年の運用イメージを整理して投資の目的と今の運用が適切か、リスク許容度が適切かあらためて確認してみようと思います。
来年の米国はさらに下がりそう、なので心構え含めて考えておかないといかんですからね・・・
保有資産と運用成績
昨年までは様々なETFを試して見ましたが、今は投資信託でVTIを3割ほど・直接ドルでVYMを約半分、キャッシュ2割くらいのポートフォリオです。

評価額は円換算で年初来5%ほどプラスになっていますがその殆どがVYMのおかげでした。VTIは色々と値動きがありましたが年初来ではほとんど増えていません。
まあ為替の影響がなければトータルで5~10%マイナスしていたでしょうから円安様々といった年でした。
赤:VYM(円換算)
青:VTI(投資信託)

高配当ETFのVYMはバリュー株に属するので景気が後退する場面では強さを発揮します。教科書的には知っていましたが、実際に1年以上の景気後退を経験するとほんとにバリュー株は強かったんだ・・・と実感します。
分配金の増配
またVYMは有名な高配当ETFの中でも増配傾向が強いと思っています。実際にFRBが金利を上げて景気をおさえ込もうとしている中でもしっかりと増配してくれました。頼もしい!!
VYM:分配金推移
過去10年以上連続増配中

更にいえばVYMからは分配金がドルで支払われますから円安バンザイ!景気が後退していく中でも増配+円安ですから、分配金的にもオイシイ1年でした。
投資の目的
投資をする理由はお金を増やすこと、増やしたお金をどのようにして使うのかは人それぞれですが、お金を使うのが意外に難しいと言われます。
なぜならば蓄えたお金が少しづつ減っていくのはこころ穏やかではないからです。いままで倹約して積み立てていたものを真逆にして減らしていくいわけですから気持ち的についていけない気がします。
使っても減らない状況を作ること・・・
そこで狙っているのは金融資産を使っても資産が減らない状況を作ること、資産からの収入をより生活費が少なければ資産自体は減らないはず、なので4%ルールや分配金でこれを目指そうというわけです。投資の目的は老後資金不足の補完、年金だけでは不足してしまう生活費をカバーすることなので比較的ハードルは低めだと思っています。
年金受給開始まであと6年あるので目標達成は出来るのではと期待していますが、景気後退が進んでも余裕を持って見られるようにリスク許容度については常に意識しておきたいところです。
来年はどうする?
ぶっちゃけ来年の経済がどうなるのかはわかりません。コロナもロシアのウクライナ侵攻も予測して準備をしていた人はいなかったでしょう。
同じように来年何が起きるのか、景気が良くなるのか悪くなるのかを言い当てることはできません。なので暴落があっても投資をやめなくて済むようなポジション、金額で投資を続ける事が大切です。(自分への戒め)
来年は大暴落がやってくる!!
「来年は大暴落がやってくる!」くらいの気持ちが丁度いいのかもしれません。
・・・で、実際はどうかといえばインフレ抑制のため金利を上げると、その後はたいていリセッション入りしていますから、来年の米国景気は悪くなると思っています。それに長短金利差もマイナスですから来年、再来年あたりに暴落があるのかもしれません。
ちなみにドットコムバブルやリーマン・ショック時にはピークから下げ止まるまで1年半〜3年くらいかかっていましたから 来年、再来年くらいまでじわじわと下がり続けてもおかしくないと思っています。

個人的には価格が半分になって、更に為替が30%円高になっても耐えられるようなポジションを意識して投資を継続していきます。
リスク許容度を無視すると大変なことになりますから是非参考にしてみてください。
まとめ
今年の運用状況を確認して長期的な目標が達成できそうか、リスクを取りすぎていないかあらためて確認してみよう。
個人的には今年はFRBの利上げの影響を受け大きく株価が下がっていますが、円安の影響で相殺されて、なんとかプラスで終えることができそうです。その理由は円安と景気後退場面でバリュー株は強かったということですね。
配当金狙いで多めにVYMを組み込んでいたのが幸いしました。
やす吉の場合、今年は好調ではなかったものの、バリュー株が地味ですが資産UPに貢献してくれました。今後とも分配金狙いの高配当のVYM(バリュー)と取り崩し前提のVTI(インデックス運用)の二本立てで運用することに問題はなさそうです。
個人的な考えとして来年、再来年は景気後退が進みそうですから、バリュー株ETFでもあるVYMはますます頼もしく手放せません。
さて皆さんの運用状況はどうだったでしょうか、投資経験が長くなると投資の目的もいつの間にか変わっているかもしれませんし、知識が付けば運用方法やリスクの取り方も変わっているかもしれません。
なので年末の今、運用成績の確認をしたり投資の目的や運用方法やリスクが適切か改めて考えてみるといいんじゃないかと思います。
以上、なにか役立つことあったでしょうか?
それでは、また!!
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