【倹約とは】まっとうな倹約をするとお金は勝手に増えていきます!!

倹約スキルは一生もの

セミリタイヤしたやす吉の資産形成術は節約、節約で貯金と投資の種銭を作ったもので年金受給までの生活費は貯金、老後資産を株式で準備しています。つまり節約がセミリタイアのキーになっています。

貯蓄率は45〜50%、一般的に優秀と言われている貯蓄率は10〜20%と聞いていますので数字だけを見ると結構しんどかったんじゃない?! と思われるんじゃないかなと思いますが、実はあんまりがんばった意識はないのですよ。

その秘密は聖域なき固定費の見直し、満足度が高いものにはお金を払う、いいものを長く使う(壊れたらできるだけ自分で修理)という事をルーチンにしてきたので結果的に生活費が下がり無理なく節約ができたのだと思います。

セミリタイアのポイントは生活コストの削減

生活コストの削減が資産形成に有効なだけでなくセミリタイアまでの期間短縮につながるということ、これ以外に重要なんですよ。

例えば年金で考えれば、年金のモデルケースで支給額が220万円/年と言われているので
・生活費300万円⇒年金の不足分が年80万円
・生活費500万円⇒年金の不足分が年280万円

年間80万円の不足を4%ルールに当てはめれば2000万円必要
一方で年間280万円不足とすれば7000万円必要
・・・このように生活コストの差が必要な資産額に大きく影響します。

重要な点なんで繰り返して言いいますけど「生活コストの削減でセミリタイアに必要な資産額が全然違ってくる」わけです。

なので生活コストを抑えつつも満足度が下がらないように生活ができるスキルが身につくと自由へのハードルが一気に下がるんです。

やす吉は生活コストを下げる作戦でセミリタイアしています。ではいったいどのような節約方法をしてきたのかまとめますのでなにか参考にできる部分があればいいなと思います。

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いままでの節約史

節約を意識し始めたのは30歳代はじめですね、当時色々とあって家を買うことにしたわけなんです。いまの知識があれば持ち家は負債ということは明確なので買わなかったでしょう。でも当時は年をとって働けなくなった時に家賃が払えなくなるのではないかとほんとに心配して買っちゃったんですね。

家を買ってから貯蓄率は50%弱を維持・・・1千数百万円の借金をしたんで結構冷静に繰り上げ返済方法(節約)を考えました。その時の工夫が今も役にたっています。

・20代:浪費癖で貯金なし
・33歳:大怪我で保険金が下りる
・33歳:保険金を頭に家を買う
・40歳:家の繰り上げ返済完
・40歳:貯金ゼロで結婚
・50歳:投資を開始
・57歳:セミリタイヤ

途中から米国株式でインデックス運用、米国高配当株投資を追加し資産増加のスピードが速まりました。

ところで貯蓄率を50%にすると「何もできないじゃないか」、なんて言われそうですがそんなことはないですよ、独身時代はスノーボードや波乗りなどの趣味でお金も使いましたし生活が苦しいと思ったことはありません。ポイントは使うところと使わないところにメリハリをつけること、これだけでも以外にお金は使わなくなるものです。

では現在行っている節約のポイントをまとめてみます。

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支出の管理

現在、支出は年間予算を決めてその範囲になるようにコントロールしています。家計簿的に見るとこんな感じですね。

(浪費)=(年間予算)ー(支出)

つまり節約して支出を抑えると遊びに使える(浪費)お金が増えるようにイメージして節約のモチベーションを維持しています。

支出を以下の3つに分けて管理
①毎月使うお金(固定費・変動費)の予算を決める
②年間でかならず使うお金(医療費・車検・税金など)
③浪費分 年間予算ー(①+②)

こうすると毎月の支出で無駄はないか気にするようになりますし、家具・家電などもいいものを長く使う、修理して使う意識が強くなり、結果的に支出は減ります。

1)冷蔵庫の調子が悪い
2)自分で修理できないか?
3)だめだったら修理を依頼する
⇒ 新品を買うよりは安いので差額を浪費に回せる
・・・こんなイメージです。

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固定費の洗い出し

支出の中で無駄がないかを見直す中で、まず一番先に行わなければならないのが固定費の削減です。必ずかかる費用なので聖域無く見直すのがポイントですね。

例えばスマホの契約見直しで通信費が月に1000円安くなれば、1家族4人で月4000円節約、これは年間で4.8万円となりますから、年に浪費に回せるお金が4.8万円増えることになります。

他にも不要な保険見直しや電力会社、プロパンガス会社の見直しで固定費削減をすれば年間で10万円以上節約できるんじゃないでしょうか?

やす吉は保険は生命保険とがん保険を解約、子どもたちの教育費は貯金で準備したので生命保険はいりませんし、がん保険も生活防衛費が貯まっていれば高額療養費制度があるので不要と判断し、これで月に1万円以上浮きました。

他にもスマホの契約を日本通信に乗り換えたので(基本料金月290円)かなり支出を抑えることができました。固定費をさげても生活の満足度は変わりませんから定期的な見直しをしています。

・・・そんなちまちまとした節約したって大きな効果は見込めないんじゃないの!?、なんて考えてしまいがちですが、携帯の契約を見直さない人は他の固定費も見直しません。その小さな積み重ねが年を追うごとに大きな差につながることを意識したほうが良いと思います。

今自分はそのステージにいるのか?

これはある日突然思いついた考え方なんですが、自分はそれを買ったりサービスを受けるだけのレベルの人なのか?もっとお金持ちじゃないと釣り合わないサービスなんじゃないか・・・という思いです。

なんか自虐的な思いつきだったんですが、頭の中は結構スッキリした覚えがあります。言い換えるならば、今それを買っても資産形成計画に影響しないか?という問を自分にするようになったんです。

なので、まだ十分な資産がないのに「それ」を買ってもいいのだろうか?どうしても必要ならばお金を使わない方法で目的を達成できないか・・・という代替えの可能性を探る工夫も重要になりますね。

・新車がほしい
・今それを買うとセミリタイヤが遠のくか?
・そうであれば中古を探す

⇒ このようなイメージです。

節約の仕組み化

これは節約の基本ですが大切ですね。それに収入から支出をして残ったお金を投資・貯金に回すというのは無理だと断言します。人はお金があるとなくなるまで使ってしまう生き物だからです。

人はお金があるとなくなるまで使ってしまう

よく収入が上がっても貯金が増えないという人がいますが、収入が上がった分支出を上げてしまっては貯金が増えるわけがありません。なので何らかの仕組みを作って強制的に貯金や投資にお金を回して、残りのお金で生活をするわけです。

えーめっちゃ厳しそうなんて思われるかもしれませんが、やってしまえばそれが当たり前ですからそんなに厳しいことはありません。

1)先取り貯金
2)貯金や投資の目的明確化

1)先取り貯金
給料天引きの財形貯蓄などを利用して毎月使えるお金を制限しておく方法です。貯金の王道ですね。

2)貯金や投資の目的明確化
なんのために貯金するのか?目標金額は?いつまでに準備するのか?・・・それに貯金にも生活防衛資金や教育費など様々な目的があります。これを明確にしておくだけでも資産をどの様に作っていくのかも明確になっていくと思います。

浪費したってOK

貯金や投資といった将来に向けてお金を貯めていくことは、ともすれば今やりたいことを犠牲にしてしまう可能性があります。

なので今やりたいことをやりつつ将来にも備えるというバランス感覚が大切です。なぜならば人はいつ死んでしまうのかわからないですし、せっかく蓄えたお金を使わないまま・・・というのは意味ないですからね。

なので将来に備えつつ節度をもってお金を浪費するのはアリだと思うのです。でもこのバランスはなかなか難しいんですよ、満足度高く浪費もしつつ将来にも備えるわけですから。

(貯金・投資・浪費)=(収入)ー(支出)
   ⇒ 貯金・投資・浪費のバランスがキモ

(浪費)=(収入)ー(支出)ー(貯金・投資)
   ⇒ 浪費する為の予算を決めてしまうのもアリ

また浪費や支出も満足度が低いものをできるだけ避けて満足度が高いものにお金を回したいものです。このためおすすめは断捨離、使わなかったものをさっさと捨てることで結果的に満足度が低かった買い物を振り返ることができます。

経験的にですが、こんなことを繰り返していくと節約を意識しなくてもお金は勝手に貯まりだしますよ。

まとめ

資産を作る目的は人それぞれですが、やす吉の場合はセミリタイヤしても老後資金が不足しない状態を作ること。

このセミリタイヤのハードルを一気に下げるのが生活コストの最適化、つまり節約しながらも生活の満足度を下げないスキルを身につけることです。

経験的ですが正しい節約を始めて生活の満足度を下げないスキルが身につくとお金は勝手に増えだします。そして正しい節約とはまずは支出の把握と固定費の削減ですね。

支出の把握
当然ですが何にいくら使っているのかがわからなければ節約しようがありません。この状態で節約を意識しても労力の割には効果が薄い手しか打てません。

そして支出を「毎月使うお金、毎年かならず使うお金、余裕費」に分けてみると改善ポイントが見えてきます。

固定費の削減
固定費の削減は生活の満足度を全く変えないで支出を抑えられる可能性があります。ポイントは聖域無くほんとにそのサービスは必要か?を見直すことです。

「みんなが持っているから・保険は入るのが当たり前・このくらいのものを持っていないと恥ずかしい・・・」というような意識があるとうまくいきません。「また契約の見直しで月々数百円ポッチ節約できても効果ないじゃないか・・・」というのも気をつけたほうがいいと思います。毎月数百円の節約でも何点もあれば毎月数千円に、年間数万円の節約になる可能性があるからです。

代替の可能性
何かがほしいと思った時に、まだ十分な資産がないのに「それ」を買ってもいいのだろうか?どうしても必要ならばお金を使わない方法で目的を達成できないか・・・という代替えの可能性を探る工夫も重要になります。

もし車が趣味ならば新車という選択もありますが、足として使うならば中古で十分という具合ですね。その他にも給料天引きなど仕組み化も必要です。

人はお金があるとなくなるまで使ってしまう生き物です

そして忘れてならないのが満足度が高い無駄な使い方も試してみること。人はいつ死んでしまうかわかりませんし、寿命を迎える時に一番お金持ちになってもしょうがないんです。

まあ節約のスキルが身につけば生活コストを抑えつつお金は増えていくでしょう。次の課題はお金をどう使うか・・・ですね。

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