FRB利上げの影響でAGGが下がってます。 今年中にあと数回は利上げするともっぱら噂されていますが、いまAGGとかの米国債券ETFを持っている人は、更に下がるのが予想されます。
では早めに処分したほうが良いのでしょうか? 私もAGGを持っているので自分なりに対応を考えてみました。
債券価格と金利、利回り
おさらいですが、債券とは国が発行する国債や地方公共団体の発行する地方債、会社が発行する社債などがあります。 満期まで持っていれば利息がついて戻るので よほど格付けが低くなければ安全な商品と思われます。
また債券は株同様に市場で売買できるので、あとから発行された債券の利子にが上がれば発行済の債券は売れなくなり、価格を下げざるを得なくなります。
米国FRBはインフレと雇用目標の達成のため段階的に利上げを行うと言われており、そうなればAGGやBNDなど債券ETFも価格が下がることが予想されます。
下がるのがわかっているのであれば早めに売っちゃったらどうか? という事です。
債券ETF購入の目的
何で債券ETFを組み入れたんでしたっけ? これは人それぞれですが 一般的にポートフォリオに債券ETFを組む場合は、「価格変動が少ない、かつ利回りが安定している」という事をメリットとして組み込んだと思います。
価格変動が少ないのであれば購入するタイミングに神経質になる必要はありませんが、キャピタルゲインを求めるのは難しく、そのかわりに安定したインカムゲインが期待できます。
特にAGGやBDNは米国債券が半分以上、その他もAaaクラスの格付けで安定したETFと言えます。 このため資産を増やすというよりも分配金の利回り2.78%を安定的に得るのもアリです。
価格変動が少ない
⇒ 購入するタイミングにさほど神経質になる必要はない
⇒ キャピタルゲインは期待できない
⇒ インカムゲインは安定したリターンが期待できる
別に今売らなくてもいいと思う
結論としては今売る必要は無いんじゃないか? という事です。
FRB利上げの影響として、お金が米国に集まってくるわけですから、今後 安ドル高に傾向ですよね そうなれば自ずとAGGの価格が底上げされます。
もちろん、他の影響や政治的な都合でそのとおりになると言い切れませんが・・・
過去1年のトータルリターンを見ても配当がある分 思ったより少なく -1.5%程度のマイナスです。(参考にVTIは17.5%のプラス)
このレベルであれば配当金をもらい続けたほうが良さそうです。
過去1年のAGG・VTIトータルリターン
私の場合は、債券ETFは価格が安定していることから 株式暴落時にAGGを売却して株を買い増すという野望のため購入しました。
もちろんそんなにうまくいくわけない、現金で保有したほうが株式暴落時に確実に買い増しできる。 と思いますが それまで現金を眠らせておくのはもったいないですからね。
何時来るかわからない暴落を心配しつつ分配金はもらうためAGGを購入したので、まずは気にしないでひたすら分配金をいただくことにしました。
それに、そのうち利上げはいつか終わり、そのうち利下げ局面も来るでしょう。 (;´∀`)
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