高齢就業者が過去最多/環境変化に対応する方法についてまとめ

株式投資
スポンサーリンク

少し前に「高齢者の就業者数が906万人と過去最多、17年続けて前年よりも増え続ける」というようなニュースを見ました。

総務省のまとめによると、2021年の65歳以上の就業者数は909万人で、18年連続で前年実績を上回った。65歳以上の就業率は25.1%で、65~69歳では50.3%と初めて5割を超えた。

少子高齢化が急速に進行し人口が減少する中で、細る現役世代が、増え続ける高齢世代を支える従来の仕組みを維持するのが困難になりつつある。2021年4月には改正高年齢者雇用安定法が施行、企業には従業員を70歳まで就業させる制度の導入に務めることが義務付けられた。「還暦を過ぎたら悠々自適の生活」は過去のこと。70歳まで働く時代がやってきた。 
(nippon.comより)

何かとネガティブなニュースとして取り上げられる少子高齢化、確かに退職金は減るし年金の受給条件は悪化するのは決まっていることです。なので昔の価値観のままであれば大変だ!!となるのですが、はじめからわかっている環境変化なので対応のしようもあります。

今日は寿命が延びれば働く人は増えて当たり前、少子高齢化がすすんでも、考えて行動すればあまり心配はないのでは・・・と思うことをまとめてみたいとおもいます。

スポンサーリンク

何が問題なのだろうか?

高齢化によって1960年では11.2人の現役世代で一人の高齢者を支えていたのに対して、2060年は1.3人で一人の高齢者を支えなければならない。なんて言われれば年金制度が破綻するような印象をもってしまうかもしれません。

でもそれははじめから分かっていることだし、そうなれば政府は年金の受給条件を引き上げて対応するのは言うまでもありません。年金は保険ですから掛け金を払う人と掛け金、保険金を貰う人ともらう額を調整して保険制度を維持するはず、制度の破綻はチョット考えにくいかなと思っています。

単純に寿命が延びているわけですから高齢就業者数ものびて当たり前です。だって今の65歳の方は昔の65歳よりも遥かに元気、何もしなかったら暇で暇で大変ですからね。

自営だったら何歳まで働いてもOKですが、会社員だったら65歳で強制リタイアです。今まで自分のキャリア・収入を会社に依存している場合は65歳からの再チャレンジ、どうしてもハードルが高そうですよね。

それに日本型の企業はまだ終身雇用がベースにありますからその仕事がすきでなくても会社に居座ってしまう人が多いのではないでしょうか。

「高齢者の就業者数が過去最多」と聞くとネガティブな印象を持ってしまうのはこの辺が理由なのかもしれません。

スポンサーリンク

個人としてできる対応

少子高齢化を語る時に人口ピラミッドが紹介されるケースが多いですが、ピラミッドがどのような形でも元気な人は働けば何も問題ないと思うのですがどうでしょか?

仕事と聞くと嫌なもの、我慢すべきものならば高齢の就業者が増えることはネガティブな変化ということになります。もちろんこのような仕事で働くのは苦痛ですからね。

なので65歳で強制リタイアの会社員、会社に在籍中から副業などを通して自分の「好き」、「苦にならない」仕事ができるように考えて行動する事がますます大切になってくるんです。(やす吉の場合は好きが収入に繋がらずに色々と模索中)

もちろん若いうちからガッツリと稼いでおけば遊ぶお金を含めても老後働かなくても良いかもしれませんが、これなかなか現実的な気がしません。でもそんな資産が作れなくても好きな仕事をすることができれば老後資金なんてそんなに必要ないのかもしれません。

好きな仕事=最高の老後資金対策!?

スポンサーリンク

年金はしっかりと払おう

仕事を継続するにしても、普通の人にとって老後生活を支えるメインの収入になるのは間違いありません。体力だっていつまで持つのかは不明、いざというときの備えは年金+民間保険ですから間違えても年金の掛け金を払わないという選択肢はありません。

民間の保険で年金以上のリターンが見込める商品はありえませんし、国が潰れる確率よりも民間の保険会社が潰れる可能性が高いのは言うまでもありませんよ。

ちなみに現在の年金は現役世代の60%くらいと言われていますから「生活支出を抑える、資産を持っておく、働く」といった対策は普通に必要なことです。

多分、健康維持のためにも高齢でも働くのが当たり前という価値観に変わるのにそんなに時間はかからないと思います。そのため好きな仕事・苦ではない仕事をどのようにして探すのかは重要なテーマ、でもこれって高齢者だけの話ではないですよね。

まとめ

高齢者の就業者数が906万人と過去最多、17年続けて増え続けるそうです。最も、平均寿命が伸びて健康な高齢者が増えれば高齢の就業者数が増えるのは当然なので驚くようなことはありません。

ただ高齢で働くことをネガティブな記事で報道しているメディアが多いようです。たしかに定年年齢を引き上げるだけであれば、え〜そうなの!? 今の仕事をまだ続けなければならないの?!となるかもしれません。

未だに終身雇用が前提の日本では、嫌な仕事であっても会社をやめられない人が多いと言います。会社は自分の一生を保証してくれるわけではありませんから、この環境変化に対する対応は自らが考えないといけません。

現実的な解としては年金支給条件の悪化を見越して副業をして好きな仕事を探すという工夫でしょう。

何もしなければ暇でしょうがないですし、遊ぶにもお金がいる・・・ならば好きを仕事にしてしまおう! まあ理想ですがこれに向けた行動は努力するに値するものです。

他にも資産形成を進めておくことや少ない支出で満足度の高い家計を作ることなどやれることはたくさんあります。

ネガティブなニュースでも自分の将来にむけた改善点を見つけることができるもの、悪い面だけではなく良い面を意識することも大切なことかもしれません。

以上、なにか役に立つことあったでしょうか。
それではまた!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました