お金には価値はなく実際に価値があるのは交換した「ものや経験」の方、これらの価値を数字で表したものがお金ということです。すると、ただお金を増やすよりも「何がしたいのか」の方が重要になってくるのは言うまでもありません。
リチャード・テンプラ−氏は著書「The Rules fo MONEY」のまえがき中で「人がお金で手に入れたいこと」について述べています。そこで今回はこの内容を参考に「自分はお金で何をしたいのか?自分にとっての幸福とは・・・」お金の先にあるものを考えていきましょう。
- 安心と安全
- 快適な暮らし
- 贅沢を楽しむ
- 快適な移動
- ステータス
- 影響力・権力
- 自由
- 時間の余裕
- 人気・評判
- 社会貢献
お金が大切なのは言うまでもありませんが、ひたすらに貯めていっても意味はないんです。だってお金は使ってなんぼですから目的を決めて有益に使いたいですね。そのためのヒントとなる10項目、早速内容を見てみましょう。
安心と安全
これは言うまでもなく生活の基盤が賄えることだと思います。これが達成できれば最低限のFIREができるようなイメージでしょうか。
・会社をやめても大丈夫
・老後の備え
・生活防衛費
これによって精神的な安定が得られます。ただ気をつけなければならないのは自分が考える安心と安全がどのような状態なのか、それにはどのくらいの金額が必要なのかというステップを踏むことが必要だと思うのです。
・自分の考える安心と安全とは
・それに必要なお金は
なぜならば、安心はお金だけでは解決できませんからね。
快適な暮らし
快適な暮らしの例は以下のとおりです。
・十分な広さの家と自家用車がある
・健康面で不安があれば、ためらわずに医者にかかれる
・家事や掃除、子どもの世話をプロに頼める
何に快適さを求めるのかは様々ですが、例えば「家は広い必要はないし 家が小さければ家事や掃除も楽・・・」という人もいると思います。価値観は人それぞれなので周りに合わせる必要はありません。
贅沢を楽しむ
贅沢を楽しむことの例は以下のとおりです。
・海外旅行やレストランでの食事を楽しめる
・スポーツ観戦やコンサートに出かける
・洋服やアクセサリーでおしゃれを楽しむ
普段から贅沢をしていたらそれが当たり前になってしまいますが、たまの贅沢や無駄使いは心を豊かにしてくれるのでありだと思うのです。
「自分にとっての贅沢といえば、満足度の高い浪費とは」これを見極めれば最強ですね。
快適な移動
快適な移動とはこのように書かれています。
・車や飛行機をためらわずに使える
・一等船室での船旅や運転手付きの車での移動もできる
快適な移動といえばタクシーや新幹線のグリーン車、車の移動ではなくフェリーを使うなんかが思いつきますね。
個人的にはあまり優先順位は高くありませんが、お金持ちは時間をお金で買う・移動で疲れないので到着後に活動できる・移動中に仕事ができる等々、時間単価を意識しているように思います。
もちろん豪華客船のクルーズとかレジャーで移動にお金を使うのを目的にしてもいいかもしれません。いずれにしても一度 移動にお金をかけるとはどういうことか体験しておくことは大切なのかもしれません。
ステータス
ステータスとはこのように書かれています。
・有名人や重要人物と知り合う
・会員限定の招待など特別待遇を受ける
個人的には有名人や重要人物なんてテレビやネットの世界の人のようで合うことなんて考えてません。感覚的にはアニメのキャラと同じです。
ただ起業家として成功して年収がバグれば有名人や重要人物と知り合うチャンスも出てくるのかもしれませんし、超プレミアカードの招待などが来るのかもしれません。
ハードルが高そうですが、目標としてはモチロンありです。
影響力・権力
お金で得られるものとして影響力・権力については以下のように書かれています。
・自分の意見や希望が重要視される
・価値観の合う活動や団体を応援できる
代表例としては大株主のようなイメージでしょうか、目標としてはかなりハードルが高そうですが、起業の目標としてはアリかもしれませんね。
最近ではSNSなどでお金がなくても影響力を持つことができる時代になって来ていますが、影響力を得る上でお金は強力なツールになるのは想像に難くありません。
自由
やはりお金で得たいものといえば自由じゃないでしょうか。本には具体例として以下が書かれていましたが、お金があって稼ぐ必要がなくなれば働かなくてもいい自由も手に入るわけです。
・人生を自分の意志で決められる ・権力(雇用主・上司・債権者・クライアント・・・)に振り回されない ・〆切予定を押し付けられない
最近のFIREムーブメントは働かなくてもいい自由を手に入れるというものですが、それだけ会社に不満を持っている人が多いとも言えるのでしょう。
やはり人生を自分の意志で決められるというのは幸福度にも直結します。なのでこれだけでも資産を作る目的として十分かもしれないと思いますね。
時間の余裕
時間の余裕については以下のように書かれています。
・行きたいときに行きたいところへ行く ・会いたいときに会いたい人に会う ・好きなときに好きなことができる
自由があって更にお金があれば「行きたいところに行く、好きなときに好きなことができる」ことは可能になります。
ただ時間の余裕があっても、一緒に行ってくれる人、合ってくれる相手が必要、お金だけで全ては実現できないことも意識したほうが良い気がしました。
人気・評判
人気・評判については以下のように書かれていました。
・人からほめられること ・評価され ・頼りにされること。
これについてはお金で得たいものと考えるとちょっと微妙な気がしました。お金がなければ人気や評判が得られない・・・かもしれないけど、そうは考えたくないというのが個人的な感想です。
とは言うものの、お金を得る目的が「人気・評判」であっても人それぞれですから、そういう考え方もあるということで消化したいと思います。
社会貢献
社会貢献については「自分がよいと信じる社会団体や活動を応援できる」ことだと書かれていました。
この場合の応援とはこの場合は寄付とかの経済的ものですね、自分は相手の役に立っているという自己肯定感をお金を稼ぐ目的にしようというものです。すでに余裕がある人がさらなるお金を得るモチベーションとするのはありだと思います。
個人的には社会貢献は今すぐにでもできることがあると思うので、お金がなければできないとう感覚はないかな・・・「人気・評判」と組み合わせて応援したい団体から頼りにされる存在になるというのはアリかもしれません。
以上、本書で紹介されていたお金を得たいもの10項目でした。これらすべてが得られれば幸福というわけでななく、自分なりの幸福を考えるヒントにするのも悪くはないと思います。
まとめ
お金は使ってなんぼ、お金で得たいものを考えて自分なりの幸福を目指そう。今回はリチャード・テンプラ−氏が著書「The Rules fo MONEY」の中で触れている「人がお金で手に入れたいこと」について紹介しました。
人がお金で手に入れたいこと10項目
・安心と安全
・快適な暮らし
・贅沢を楽しむ
・快適な移動
・ステータス
・影響力・権力
・自由
・時間の余裕
・人気・評判
・社会貢献
ただ蓄財していってもいつかはお金を使うわけですから、有意義な使いかとしてこれらをヒントに蓄財の目的を明確にするのは悪くないと思います。
ただお金は道具のひとつ、一緒に楽しんでくれる家族・友達、他にも健康など、お金以外のこともモチロン大切なことです。
以上、なにか役に立つことあったでしょうか?
それでは、また!!
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