やす吉家はできるだけたくさんお金の話をするようにしています。なぜかといえば金融教育は学校では行ってくれないので家庭で行うしかないからです。
お金の問題は一生つきまとうのに、誰からも教わらなければ「稼いで使う」しか知らないでしょうし、騙されたり、合法詐欺的な保険や投資商品に手を出したりするかもしれません。
まあいくら心配してもしょうがないのですが、最低限の知識を持ってもらうために 例えばやす吉がどのようにして年間予算を立てているのか? 余裕資金の捻出は? 金融資産をどのようにして作ってきたのか等々・・・ できるだけお金の話をするようにしています。
これが後でどう役に立つのかはわかりませんが、お金を身近に・興味を持ってもらうためのきっかけになればということですね。
お金に興味を持ってもらうといえば「ジュニアNISA」これの運用状況もたまに話しをしています。お金の稼ぎ方は労働市場で自分が働くだけではなく、金融市場でお金に働いてもらう方法もあることをわかってほしかったからです。
残念ながら新規購入は2023年までとなってしまいましたが個人的にはかなりオススメの制度ですね。今回はやす吉家のジュニアNISA活用についてご紹介します。
ジュニアNISAをやる理由
ジュニアNISAをする理由は大きく2つ、1つは金融教育の一環としてお金に興味を持ってもらうこと。これは将来的に自分の力で資産を作り上げ、お金に困らない生活を送ってほしいからです。
もう1つは、これからの世の中少子高齢化で今までよりは経済的に厳しくなっていくのは目に見えています。税金も上がるでしょうし、社会保障も改悪、企業も今後ますます国際的な競争の波にさらされるでしょう。
そんな中、今の生活を満足させるためにお金を使うのも大切ですし、老後資金の確保も大切
・・・そんなの無理ゲーじゃね!?
そうかもしれないですが、高度成長期がいわばボーナスステージだったわけですから他の国と同じになっていく・・・これは仕方ないこと、なのでジュニアNISAでちょっとだけ下駄を履かせるイメージです。
金融資産の苗木を渡して超長期で運用、彼らの老後資金の心配が減れば今に集中できる
金融教育としての側面
金融市場でお金に働いてもらう方法もあること、経済や政治によって株価が変動することを理解してもらえばいいのかなと思っています。
細かなところは自分で興味が持てれば勝手に調べるでしょう。
成人したら運用は任せる
つみたてNISAの目的はあくまでも超長期での運用で老後不安を減らすこと、でも今から数十年後の世界の話なのでどうなっているかはわかりませんが、ここを伝えておけばあとは勝手に運用するでしょう。
つみたてNISAで運用するメリット
NISA制度は御存知の通り、「貯金から投資へ」の流れを加速させるため金融庁主導で行っている施策です。
ポイントは非課税、利益にかかる20%もの課税をゼロにするというものなので、特に超長期で考えれば非課税メリットが資産形成に効いてきます。
そしてなぜ子供のうちから投資をしたいのか・・・
複利で長期運用することのパワーが半端ないからですね、「家庭の金銭学」に複利で長期運用するメリットについて「ジャックとジル」のたとえ話が書かれていました。
複利効果のお話「ジャックとジル」
この本に複利効果を説明するお話として書かれていた話です。
・弟のジャックは18歳から働き始めて毎年50万円づつ積立をしました。 18歳から26歳までの8年間積み立ててあとは放置 投資額はトータル400万円 ・姉のジルは26歳から働き始めて毎年50万円づつ積立をしました。 26歳から65歳まで40年間継続 投資額はトータル2000万円
年利10%で運用し続けると65歳時点でどちらが多くのお金を持っているでしょうか?
答えはジャック!
・弟ジャックは2億5878万円
・姉ジルは2億2129万円
複利の効果はすごいですね、でもそもそも年利10%ってどうよ・・・S&P500は結構近いリターンなので決して無謀な数字では無いですよ。
そして言えることは「時間の差は簡単に埋めることはできない」ということ、ジャックは長い人生の中でたった8年早く投資を始めたことで圧倒的なアドバンテージを得たわけです。
ジュニアNISAの活用方法
なので少しでも早く投資を始めたいという個人的ニーズとジュニアNISAはあっていたわけですね。
しかも、ジュニアNISAは非課税期間5年がすぎればNISAへ全額ロールオーバー可能ですから大人になっても非課税で運用可能です。

もっとも今後の新NISAとの兼ね合いやルール変更は要注意ですが特定口座で運用するよりはメリットが大きいはずです。
ではどのくらいの金額を運用しているのか・・・
ジュニアNISA口座に2年でトータルで140万円入金して楽天VTIで4年ほど運用しています。
ホントは切りよく100万円としたかったのですが、引き落とし口座にもらった入学祝いなどを間違えて入れてしまい、気がついたら140万円積み立ててしまったんですね。
金額の根拠は適当ですが、年利6%として50年運用すれば100万円が2000万円に化ける計算なのと家計への負担を考えて金額を決めています。多すぎでもなく、少なすぎということもない微妙なラインじゃないですかね。
あとは積み立てを増額するのか、放置するのか、使っちゃうのか・・・これは本人に任せましょう。
まとめ
つみたてNISAで「金融資産の苗木を渡そう」、超長期の運用で子どもたちの老後資金をちょっとだけ応援したい。
つまりやす吉が死んでも相続できる遺産はありませんから「知恵と苗木」を贈りたいのです。
非課税で超長期の運用ができる可能性のある「ジュニアNISA」は子どもたちの老後資金を支援できる強力な制度、非課税期間5年を過ぎても全額NISAへロールオーバーが可能です。
ジュニアNISAは金融庁のHPに「子ども・孫の将来に向けた長期投資」となっているので、大きくルールが改悪されることは無いでしょうが念の為今後のルール変更には注目しておきたいですね。
以上、なにか役に立つことがあったでしょうか?
それでは、また!!
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