投資の最適解といえばインデックス投資、もちろん他にもいろいろな投資方法があると思いますが、忙しい会社員が手間をかけずに資産を増やすことが可能な優れた方法です。
日本も少子高齢化が進み社会保障が徐々に改悪されるのはメガトレンド、これはどうしようもありません。収入が増えない、支出が増える世の中では投資は必須になるのは必然です。
なので金融庁も「つみたてNISA・iDeCo」を設定して資産運用で資産を増やしてね、老後の資金不足は自分たちで何とかして・・・というスタンスですからね。
注目すべきは金融庁オススメの「つみたてNISA・iDeCo」もほぼインデックスファンド、これもインデックス投資の有効性を表しているように思いませんか。
でもインデックス投資の弱点は
1)インデックスファンドならば何でもいいわけではない
2)暴落は必ず起きる
なので今回は誰にでもおすすめできるインデックスファンドを紹介したいと思います。
おすすめするファンドの条件
インデックスファンドは市場の株価指数に連動するように作られているファンドで、市場が成長すれば自分の資産も増えるというもの、
なのでインデックスファンドは、誰かが勝つと誰かが損をするゼロサムゲームではなく、みんなが勝てるプラスサムゲームなんです。
誰もが勝てるファンドとは・・・
・市場の成長を待つので時間がかかる
・長期で成長する市場へ投資する
・短・中期の値動きは分からないので無視
つまり選ぶべきファンドは長期で成長が見込める市場へ分散投資するものなんです。
やす吉おすすめインデックスファンド
ではこれらの条件を満たしていると思われるファンドをご紹介しましょう。
・VT
全世界株式への分散投資
・VTI
全米株式への分散投資
・VOOもしくはIVV
米国超優良企業500銘柄への分散投資
どれも超有名なファンドたち、純資産規模も数十兆円ととてつもなく人気のほどが伺えますね。
項目 | VT | VTI | VOO | IVV |
運用コスト(経費率) | 0.08% | 0.03% | 0.03% | 0.03% |
分配利回り | 1.84% | 1.24% | 1.27% | 1.22% |
投資対象 | 全世界株式 | 全米株式 | 米国株式 | 米国株式 |
銘柄数 | 約8000銘柄 | 約4000銘柄 | 500銘柄 | 500銘柄 |
なお、VOOとIVVは運用会社が違うだけでインデックスは「S&P500」なので同じものです。またVTIは「S&P500」ではありませんがほぼ同じものと考えていいと思います。
ファンドの内容を説明
インデックスファンドは今後も資本主義が続き、人類が成長し続ける事が前提、その中でどの市場が成長し続けると信じられるものを自らが決めなければなりません。
投資に絶対は有りませんが、最適解は全世界か全米の2択で間違いないでしょう。
米国株式:
今後も成長が見込めるのは米国株式、新しいイノベーションが起こり先進国の中で人口が増え続けている。また投資家保護のための法整備がしっかりしている
全世界株式:
今後、長期にわたって米国一強とは限らない。どんな国も栄え続けたことはないので長期目線だったら全世界株式が確実
一般的には以上のようなことが言われています。あと重要な点は・・・
分散がススメばリターンは減る
この2択だったら全世界のほうが良いのではないかと思う人も多いかもしれませんが分散が進めばその分リターンが減るんです。
過去10年の平均リターン
VTI(全米株式) :15.6%
VT(全世界株式):11.2%
※:VTIとVOO,IVVはほぼ差がないので割愛
リーマン・ショック後のVTとVTIのチャート
全世界とはパフォーマンスの悪い市場も含んでしまうのでこの結果は当然ですね。リスクの少ない全世界株式にするか、米国の将来に賭けるかを決めなければなりません。
やす吉は米国株式一択
やす吉の考えは米国株式一択、理由は投資できる期間です。人には寿命がありますから投資ができる期間は自ずと限られます。
なので投資できる期間があと30年くらいだとすれば、そのくらいの期間は確実に米国一強が続くだろう、その後はわからないけど・・・という考えなんですね。
でも運用期間が長く取れる子どもたちにはどちらを勧めるか悩むところです。
とはいえ、これらの商品を選んだ時点で商品選びは成功といっていいでしょう。問題は短期・中期の動きを無視できるかという運用面の問題になってきます。
運用方法のコツ
インデックスファンドは長期で成長する市場を選ぶこと、短期・中期の値動きは無視することが大切になってきます。
個人的な考えですが、長期とは原則一生です。一生インデックス投資を続けながら必要に応じて取り崩すのが良いと思うのです。その理由は過去の実績から15年以上運用を続ければマイナスになることはないということ。
なので15年という数字は一つの目安、15年以上使う予定のないお金は投資に回したほうが合理的なんです。しかしリスクを取りすぎて暴落時に狼狽売りしたら終了ですよ。
現に2000年のドットコムバブルと2008年のリーマンショック時にはドットコムバブル前の株価を更新するまでに13年かかったことは知っておいたほうが良いです。

このくらい不調なときもあることを前提に投資額などを調整してリスク許容度を超える投資はしないようにしましょう。
投資信託を選ぶ人ETFを買う人
次にこれらのファンドの買い方ですが、これらのファンドはドルで購入する以外でも投資信託として買うことができます。
どちらも投資先は同じなので原則運用結果には差はありません。
購入できる投資信託の例・・・
VT :楽天・全世界株式インデックス・ファンドなど
VTI:SBI・V・全米株式インデックス・ファンドなど
VOO・IVV(S&P500):
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)など
購入先はSBI証券や楽天証券などのネット証券で買うことができます。
どちらの方法で買うのが良いのか、目安は分配金をもらうのか・再投資してパフォーマンスを最大にしたいかですね。
米国のETFは1%程度の分配金が出ますが投資信託は無配で再投資するという違いがあります。多少投資信託のほうが手数料高めですが、再投資に関わる課税を考えれば投資信託のほうが有利。
しかもこれらの投資信託はつみたてNISA対象ですから初めてだったら「つみたてNISA+投資信託」がいいんじゃないかなと思います。
まとめ
多くの人にとって投資の最適解になりうるインデックス投資、問題はどのインデックスファンドでも良いというわけではないということです。
あくまでも長期目線で成長が期待できる市場への分散投資がキモなので、そのようなファンドを長期・積立投資をする必要があります。
誰にでもおすすめできる商品
・VT
全世界株式への分散投資
・VTI
全米株式への分散投資
・VOOもしくはIVV
米国超優良企業500銘柄への分散投資
全米株式VS全世界株式については人によっていろいろな意見がありますが個人的には米国株式一択ですね。ただこれらを選んだ時点で商品選びは正解でしょう、あまり悩む必要もないのかもしれません。
問題は運用面、投資の戦略上短期・中期の値動きは無視なのですがリスク許容度を超えて狼狽売りするようなことがないようにすることが大切、個人的には中期と長期の境目は15年が目安になると思います。
以上、なにか役に立つことあったでしょうか?
それでは、また!!
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