厚切りジェイソンといえばIT企業の役員であり、お笑い芸人でもあるというかなりレアなキャリアを持っていることで知られていますが、35歳で家族を養えるくらいの経済的自立つまりFIREを果たしていることにも注目なんです!
彼の資産形成は一言で言えば倹約して浮いたお金を投資に回すというもの、驚くほどシンプルな方法ですが再現性が高いので誰でも参考になります。
投資方法もオーソドクスなインデックス投資、VTIで「長期・分散・積立」しているだけだそうです。
なぜ全世界株式のVTではなく全米株式のVTIなのかといえば、VTIの組み込み上位はアップルやマイクロソフトなどの強力な企業郡、これらは全世界で成功している企業のため実質全世界へ投資しているようなものなんですね。
これに対してはやす吉も完全同意、自分もVTではなくVTIを運用中です。
そこで今回は厚切りジェイソンさんも運用しているVTIについて、やす吉運用成績、将来のリターンシミュレーションについてまとめてみたいと思います。
きっとFIREをめざす参考になると思いますよ
VTIの概要について
VTIの正式名称は「Vanguard Total Stock Market Index Fund ETF」米国バンガード社が運用するETFです。
連動する指数は「CRSP US Total Market Index」、つまりこの指数に連動するように運用されているのがVTIという商品です。
この指数は米国株式のほぼすべて約4000銘柄を組み込んでおり、まさに米国全体を表す指数、組み込み比率は企業の時価総額によって決まる時価総額加重平均を採用しており、GAFAMのようなピカピカの優良企業の組み込み比率は大きく、逆に成績の悪い企業や小型株の比率は小さくなっているのが特徴です。
ノーベル経済各所を受賞した現代ポートフォリオ理論によると、多くの銘柄に分散させ、時価総額加重平均で組み込むポートフォリオが最も効率が良いとされており、この条件を満たしている指数だと思います。
VTIの購入方法
少し前まで米ドルでETFを直接購入するしかなかったのですが、最近では投資信託を利用して円で購入する事が可能です。
投資信託の場合は「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)」もしくは最近発売された「SBI・V・全米株式」で購入できます。(どちらも同じ指数に連動するので運用結果は同じ)
ポイント:
・ETFを購入すると分配金が出る
・投資信託の場合は分配金は自動で再投資される
分配金は20%課税されるので再投資を考えるのであれば投資信託がおすすめですね、分配金を出さずに再投資するので効率が良いと思います。
これらETFや投資信託は楽天証券やSBI証券などネット証券で購入できます。間違ってもこのような優良ファンドが証券会社などの窓口で売られることはありませんのでご注意を。
やす吉運用成績
それでは実際にVTIに投資した結果がどうなったのか運用状況をお知らせします。
1)楽天VTI設定当初に購入して放置(投資期間:約3年半)
現在の評価額:約825万(87%UP)
購入金額 :約440万
損益 :約385万
2)楽天VTIつみたてNISA分(投資期間:約2年半)
現在の評価額:約173万(57%UP)
購入金額 :約110万
損益 :約 63万
3)SBI・V・全米株式つみたてNISA分(投資期間:1ヶ月)
現在の評価額:約3.54万(6%UP)
購入金額 :約3.33万
損益 :約 0.2万
4)楽天証券でカード払い(投資期間:約2年半)
現在の評価額:約227万(55%UP)
購入金額 :約146万
損益 :約81万
当初1)SBI証券で運用を開始したのですが、後に楽天カードで投資信託購入すると楽天ポイントが付く(月5万円まで)サービスが始まったので4)に乗り換えました。
トータル:
現在までの購入金額は約700万円、評価額は約1228万円、損益が約528万(75%UP)という結果になりました。
このまま続ければ、あと1〜2年で資産が倍になるくらいの勢いです。凄まじいものですね。確かにVTI過去の実績をみても過去5年で約2倍になっていますからこの時期に投資した人みんなが勝てたわけです。
今後もこのようなレベルで増加するとは限りませんが倹約で資金を作り、投資で増やすことで経済的自由に近づくイメージが湧いたのではないでしょうか?
将来のリターンをシミュレーション
では過去の平均リターンをもとに将来の資産額をシミュレーションしてみましょう。myIndexで調べてみると過去20年の平均リターンが9.6%となっていました。
この数字を使って資産額を計算してみたいと思います。シミュレーションサイトはたくさんありますが、今回は「アセットマネジメントONE」さんのHPでシミュレーションしていきます。
条件1:
・初期投資額1228万円(やす吉VTI評価額)
・リターン 9.6%
・投資期間 10年
・積立なし
⇒ 約3200万円

なんと、やす吉は今のVTIをそのまま10年放置するだけで資産が3倍近くまで膨れ上がることになります。とは言っても今後も9.4%ものリターンが得られる保証もないので超長期の米国株のリターンが6〜7%として、ちょっと保守的に5%で計算してみます。
条件2:
・初期投資額1228万円( やす吉VTI評価額 )
・リターン 5.0%
・投資期間 10年
・積立なし
⇒ 約2000万円

それでも2000万円オーバーという結果に・・・ものすごいパワーです。
注意点は毎年同じリターンが得られるわけではないということ、年次リターンはこんな感じでマイナスになる年もあることは知っておいたほうが良いでしょう。

(myIndexより)
以上、やす吉のVTIの実際の運用成績と未来のシミュレーションをしてみました。やす吉のVTIは約3年半で87%も増えていますので、皆さんにも実際に投資で資産が増えるイメージを持ってもらうことができたのではないかと思っています。
自分の場合はどうなるのか?どのくらいの積立、運用期間で目標が達成できそうか?色々とシミュレーションしてみてください。今回利用したシミュレーションサイトは以下のとおりです。
あとVTIの過去20年の平均リターンは9.4%、資産としては平均5%くらいでみておけば間違いないように思います。
ご自身がFIREする作戦を作る上で参考になる部分あったでしょうか?
それでは、また!!
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