分配金の良いところは何もしなくても勝手に振り込まれてくること、株価もほとんど気にしなくていいので精神的にも楽な投資方法です。
しかも、2022年は分配金狙いのVYMがかなりディフェンシブな値動きをしてくれたので資産全体もプラスで終えることができました。
今回は、昨年2022年の分配金についてまとめていませんでしたので改めてまとめておきたいと思います。
出口戦略を考える必要のない分配金狙いの投資は一度は検討すべき価値があると思います。
昨年度のVYM分配金
1Q:$ 608
2Q:$ 808
3Q:$ 767
4Q:$1021
トータルで$3205、都度円転していたので円安に助けられて43万円ほどになりました。このお金は再投資はしないで今年の余裕資金に組み入れて遊びなどに利用する予定です。
もちろん高配当な個別株を組み合わせればこの倍くらいの配当は狙えると思いますが、ETFは自動的にポートフォリオを見直して調子の悪いものを排除してくれるのでとにかく楽です。
それに数ある高配当株ETFの中でもVYMが増配の期待がかなり高いので好きですね。
今年も増配しました
2022年トータルの分配金は1口あたり$3.25でした。2021年が$3.1でしたから約4.8%増配という結果です。
VYM分配金実績

過去10年の分配実績を見ると毎年直線的に右肩上がり、この10年で85.7%も増配したことになります。
いま世界中で、そして日本でもインフレで大騒ぎしているじゃないですか。日本でもいずれインフレが進むと思っていたので、増配には特に注目してVYMを選んでいます。
ちなみに高配当株ETFには他にも有名なところで、HDVやSPYDがあり、どちらも優秀なETFです。でもセクタの偏りが大きそうなのと、SPYDは利回りは高いのですが増配という意味ではやや不満。
それに過去のチャートを見るとHDVやSPYDよりもVYMの成績はいいです。つまりVYMは売却益も狙えるので一昨年にAGGやSPYDを売却してこれ一本に集約したんですね。
過去6年の高配当ETFチャート

今のところは目論見通り、このまま増配を続けていってやす吉の年金受給開始時に分配金が今の1.5倍くらいになっていると嬉しいんですけど、どうなるでしょう・・・
円安はいつまで続くのか
ドル資産を持っている人にとって円安は円建ての評価額が大きくなるので好ましいんですが、これからドル資産を買う人にとって、同じ円で少ないドルしか買えないので逆風になってきます。
為替についての個人的な予想は長い目で見ればもう少し円安で安定すると思っています。つまり過去ドル円は115円前後を中心に推移してきましたが、それより安い水準になると思うのです。
その理由は、諸外国では需要過多によるインフレが起きていましたが、日本は逆に需要が増えていません。
なぜ需要が増えないのか? これはGDPギャップなどを見ても単純に円の量が少ないためなんじゃないかと思っています。つまり使えるお金が少ないんです。
イメージですけど 100人の村にあるすべてのお金が10,000円だとすれば一人が当たり使えるお金は平均100円、もし村全体にあるお金が5,000円に減れば使えるお金は平均50円。 諸外国は通貨の増やしているのに岸田さんは緊縮で増やそうとしない。すると個人や企業が使えるお金も増えないので給料も上がらない。
つまり今は金融緩和を続けるターンなんで、そのうち「円の量が増えて円の希少性が薄まる=円安」 のハズと考えています。
ただ岸田さんは増税やら利上げやら 金融引締を行いたいみたいなので近い将来に限れば円の希少性が上がり円高に(元のレベル??)なりそうな予感がしますね。
なので、結局はどちらに転んでもいいように準備をしておく必要があります。
国外資産を保つ事の優位性
やす吉のリスク資産はコアにVYM、サテライト的にVTI(投資信託)になっているので、リスク資産は為替の影響をもろに受けてしまいます。
でも、為替の影響なんて受けたくないからといって国外資産を持たないと、原材料価格高騰の影響をモロに受けてしまいます。
1)今は円安で米国資産がお得
2)円だけは原材料価格高騰の影響をモロに受ける
そこでおすすめなのが普段の生活費や予備費は円で、余裕資金は円とドル両方で持つこと。その時々の為替によって有利な資産を使うことができます。
例えば、やす吉は分配金を来年度の余裕資金にまわすことにしています。たまたま2022年は円安が進んでいたので結果的により多くの円を手に入れることができました。もし円資産だけだったらインフレに負けてしまうでしょう。
円安傾向:ドルを円転して使う
円高傾向:円をそのまま使う
以上、売却益だけを狙うのではなく一部は分配金を狙ってみるのもいいんじゃないかなと思っています。それにVYMはドル資産なので分散の意味でもメリットも大きいです。
まとめ
昨年度のVYMからの分配金を整理、1年で$3205という結果でした。 円安が進んでいたせいもあり日本円では大体43万円位に、このお金は今年の余裕資金に組み入れて活用したいと思います。
なぜ利回りがいまいちなVYMなの?
確かにVYMの利回りは3%ほどと高配当というには物足りないんですが、増配の期待が大きく売却益も狙えるETFなので他のETFを売却してひたすらVYMを保有することにしました。
それに高配当ETFのなかでは一番分散が進んでいるので安心して放置できます。
結果、昨年はかなりディフェンシブに動いてくれましたし為替に助けられてなんとか資産全体ではプラスで終えることができました。
なので、これからも円とドルをバランスを取りつつ分配金が育つのを待ちたいと思っています。
以上、昨年度のやす吉の分配金状況です。
なにか役に立つことあったでしょうか!?
それでは、また!!
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