特に50代から投資を考えている方に当てはまると思うのですが、株式は売買するものではありません。ひたすら保有し続けるものです。
なぜならば株式は上がるか下がるかしかありませんから、普通の人が売買を繰り返せば、段々と市場の平均に近づいていくことは明白ですからね。
売買を繰り返すと市場平均に近づく
それに長期運用において、7〜9割のアクティブファンドがインデックスファンドに負けているというデータもあるそうです。プロでもそんなものですから素人が売買を繰り返しても勝てる確率は更に下がるでしょう。
今回は株式を売買しても勝てる確立は低い、普通の人は買って保有する事が勝つ秘訣という話をしたいと思います。
買う商品を間違えないこと、ひたすら保有し続けることの大切さがわかると思います。
株式を売買しても勝てない
株式で勝つためには安く買って高く売ることなんですが、ちょっと価格が上がるとすぐに利確したがる人って意外に多くないですか?
「いまはVTIが少し上がってきたんで・・・」なんて話をすると、ほとんどの人が今のうちに売却して利益を確定したほうがいいんじゃないか・・・と言います。
なるほど「みんな少しでも得をしたい、損はしたくない」ということなんだなあ・・・まあ人の本能ですからしょうがないんですが、でも株式で勝つためにはまずこのマインドを見直すことが大切なんですよ。
このマインドに支配されてると「調子の良い商品、人気の商品を買い、下がったら売る」を繰り返す悪循環に入ってしまいます。
そもそも調子がよい、人気ということは、すでに高値の可能性が高いですからね。
誤り:
人気の商品を選び、適切なタイミングで売買する
売買で資産を増やせる人はごく一部の天才、自分が凡人だと思うのであればこのマインドから早く脱却することが大切です。
誰もが勝てる唯一の方法
勝てる確率が高い投資というのはひたすら保有し続ける投資です。
保有し続ければほぼ間違いなく勝てるにもかかわらず、少し上がったら売る、少し下がったら心配で売る・・・これでは資産を大きく増やすなんて無理です。
この心理的な罠によって短期で売買を繰り返し、わざわざ勝てる資産をみすみす安値で売却することは避けなければなりません。
では誰もが勝てる方法とはなにか?簡単に言えばこの逆をすることなんです。買ったら上がろうが、下がろうがガタガタ言わずに保有する!
この下がっても持ち続けるという胆力こそが投資のキモなんですね。
確かにひたすら資産が減り続けるのを眺めるのは辛いかもしれません。将来的にこの商品上がるんだろうか?と不安になれば投資は続けられないかもしれません。
でも一方で安く買えたと喜んでいる人もたくさんいたはずです。
信用できる商品とは
繰り返しになりますが、われわれ個人投資家にとって最善の投資方法は成長し続けると信じられる商品を選び、ひたすら保有することです。
もちろん「下がったらスポット的に購入する」、「手元資金がないので積立購入する」などはありますが、成長が信じられる商品と長期運用という基本は外してはいけません。
じゃあ信じられる商品ってなに?わからないという人もいらっしゃるかと思います。そんな人にお勧めしたいのが全世界株に分散するファンドですね。
具体的にはVT(Vanguard Total World Stock Index Fund ETF)これ一本で世界中の株式 約8000銘柄に分散できるすぐれものです。なのでVTやこれに準じるような投資信託から選んでみてください。
もちろん全世界ですから調子の良い国や調子の悪い地域も混ざっています。でも、どうせどこが勝つなんて当て続ける事はできないわけですから黙って保有しつづけるのが正解です。
全世界株式投資というのは人類はこれからも経済成長を続けるというのがもっとも勝率が高いと言う事を前提にしています。
これが理解できるとじっと成長を待つことが苦ではなくなるかもしれませんね。
まとめ
一般の個人投資家にとって、株式投資は売買するものではなく保有し続けるものです。
色々と商品選びに悩むのだったら全世界株式がいいですね。余計なことをすればするほど勝てる確立が下がりますから、まずこれを投資のコアに据えるのがいいでしょう。
以上、なにか参考になることあったでしょうか?
それでは、また!!
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