久々にリスク資産の推移を見てみると、今年の成績は今の所S&P500よりも10%ほど良い成績じゃないですか!?
更に円建てで見れば評価額も過去最高を更新、円安がどうなるのか・米国のインフレがどうなるかが見えない中では微妙な感じがしますが、とりあえず今は喜んでおきたいと思います。
円建て(2022年1月より)

まあ結論は「たまたま勝っているだけ」なんですが、なんで勝っているのか・今後はどうなるのか考察してみたいと思います。
現在のポートフォリオ
現在のポートフォリオはシンプルにこんな感じですね。ちなみにVTIは投資信託で、VYMは直接ドルで購入しています。

VTIが投資信託なのはインデックス運用なので分配金はもらわずに再投資するためです。ドルで直接VTIを買うよりは多少手数料はかさみますが、分配金を支払わない投資信託のほうが分配金の課税先送り効果で資産が育つ速度が気持ち早いからなんです。
なのでインデックス投資をするならば、特別な理由がない限り手数料の安い投資信託を選んだほうが良いですよ。
またVYMは分配金狙いなんで直接ドルで購入、高配当株ETFにはSPYDやHDVが有名なんですが増配の期待が一番大きなVYMにしています。
S&P500に勝てている理由
ポートフォリオを見てもらえれば分かる通り、景気後退でも比較的強い高配当株の割合が多いので結果的にS&P500に勝てたわけです。
年初来のVTI(ほぼS&P500と同じ)、VYM そしてグロース株の代表としてQQQのチャートを抜き出しましたが・・・

グロース株のQQQの成績が悪いのが目に付きます。S&P500はグロース株のGAFAMの影響を大きく受けるのでVTIも不調ですね。
これに対して高配当のVYMはあまり下がっていません。つまりVYMの割合が高いのでたまたまS&P500に勝ったわけです。
VYMの正式名称は「VANGUARD HIGH DIVIDEND YIELD ETF」つまりバンガード高配当利回りETFということですから配当目的の人が多いハズ・・・
下がり難い理由は「配当が目的ならば景気が悪くなっても売却する必要がない、むしろ買い!」という事だと勝手に思っています。
逆に言えば景気が良くなるとグロース株が強くなる可能性があるのでこのポートフォリオでは負けちゃうということですね。
適切なポートフォリオ
常にS&P500に勝ち続けられるポートフォリオは存在しませんから自分の目的に合わせたポートフォリオを考えて行く必要があるんです。
○後に4%ルールで取り崩すので、どのセクタが成長してもいいようにVTIで米株式全体へ分散 ○配当金をもらい続けるので増配の期待が強いVYMを選択、売却はしない方針
・・・こんな感じですかね
年初来でS&P500に勝てているのはたまたま、環境が変われば負けちゃうでしょう。だったらはじめからS&P500に全振りしておけばいいんじゃない?
でも株式は比較的リスクの大きな資産と言われています。普通に10%程度の値動きをしますし、暴落すれば半値になってしまうことだってあります。
なのでディフェンシブな銘柄やキャッシュをいれてリスク許容度の範囲で淡々と投資を続けることが大切ですし、積み上げた資産をどう使うのかによってもポートフォリオを考えていく必要があります。
なので個人投資家にとってはS&P500に勝った、負けたはどうでもいいことなのかもしれません。
今後の対応をどうする?
自分のポートフォリオ、キャッシュの割合が20%を切っているのでかなりリスク資産のウエイトが高い状態です。
まあ自分でも欲張っているなあ〜と思いますよ
確かに、これから先更に景気後退が進むのか、回復基調に乗っていくのか、だれも言い当てることはできませんし、自分の年齢を考えればリスクとりすぎと言えなくもないのですけど、
どうせわからないのだから値動きが比較的小さい高配当株の割合を高くする・・・
と言うことにも繋がっています。高配当株はどうせ売らないし、もらえる配当金も増えるというのもその理由ですね
なので・・・
VTIはつみたてNISAで淡々と買い付け継続し、VYMは暴落時にキャッシュで買いましを狙う、当面このスタイルは崩さないで様子を見ていきたいと思います。
まとめ
年初来で自分の持っている株式(キャッシュ含む)がS&P500よりも好成績に!!
これは嬉しい、なんか秘訣でもあるのか・・・いや〜景気低迷に強い高配当株がポートフォリオの半分を占めていたのでたまたま勝てただけなんです。
なので環境が変われば負けちゃうのはあきらかですね。環境によって負けるとわかっていても、だからといって運用方針を変えることはしません。
投資の目的はS&P500に勝つことではないですから、自分の目的にあった運用方法を模索し続けることが大切だと思うんですね。
以上、なにか役に立つことあったでしょうか?
それでは、また!!
コメント