【為替】円安のメリット活かす

株式投資
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先日の為替介入からドル円が144円代で安定しているようですが、為替は金融政策の違いから生まれるので当面は円安圧力が高い状態が続くと思います。

また米国では経済や就職率を犠牲にしてまでも利上げを進めてインフレを抑え込むという強い意志が示されているので株価指数は軒並みマイナス、S&P500も年初来でマイナス20%、更に右肩下がりに進みそうに見えますね。

S&P500

S&P500は円建てでは円安に助けられてあまり下がっていませんが、非常に不透明な状況になってきています。

S&P500円建て(1655)

S&P500が年初来マイナス20%です。でも円安に助けられて年初来では円ベースでほとんどマイナスになっていないんですが、でも株価自体はマイナス20%とかなり下がっているんですよ。

また米国株投資は円をドルに変えてそのドルで株式を買うというものです。つまり円安で買えるドルが少なくなっているんですが、株価が下がっているのでそれなりに買える状況です。

各国の金融引締と日本の金融緩和によって普段とは異なる状況がおきているわけですが、これを踏まえて今何をすべきなのかを考えておきたいと思います。

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今すべきこと

あくまでも個人的な意見ですが円安はいずれ収束して元のレベルに近いところまで戻るものと考えています。これは日本を含めて多くの国でインフレ目標を2%に設定しているためです。

為替は各国の金融政策の差から生まれていますが、どの国もインフレ目標が2%ということは金融政策も似通ってくるのでいずれ安定してくるはずです。

問題はどのレベルで安定するのか

いまは諸外国で行き過ぎたインフレを抑えるために急激に金融引き締めに走っています。いずれインフレが緩和されればもとに戻るのでは!? と考えるのであれば今のうちにドル資産を円転して円高になった時に買い戻せばいいだけです。

ただ日本はGDPギャップがマイナス、つまり需要がない(消費者にお金がない)ので適正レベルまで金融緩和するハズと考えるのであれば円安は更に進行するかもしれません。

つまりどのくらいの金額でドル円が決まるのかはわからない

なので、すべきことは自らが考えるドル資産と円資産のバランス、最適と思われるポートフォリオを考えること。そして地道に積み立てながら最適な状況を目指しつつ、ドル転・円転のチャンスを伺うということになりますね。

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通貨分散の大切さ

なのでドル資産と円資産のどちらも持っていると最強です。なぜならば我々日本人は日本に住んで円を使って生活をしてるのが一般的、今のような円安のときにはドルを円に交換することで単純に多くのお金を得ることができます。

この半年、円安によってドル資産の価値が25%ほど増えた

つまり、ドルと円を持っていれば例えば今月の生活費は円資産をそのまま使うのか、ドルを円転して使ったほうが良いのか選択肢が増えることになります。

今年のはじめはドル円が110円だったのが今は144円くらいで推移していますから、もし自由になるお金が1000ドルあったとしたら・・・

ドル円110円:110,000円
ドル円144円:144,000円

円転するタイミングによって3,4000円も増えたことがわかります。

以上より理想はドルも円もどちらの通貨も持っていて状況に応じて使い分ければかなりお得なのは言うまでもありません。そこでドル資産も保有することを念頭に長期的にポートフォリオを作っていくことが必要になってくるのです。

具体的にはつみたてNISAなど非課税制度をフル活用して米国株を買うことがお手軽でおすすめ。一例ですが、ドル資産と円資産の活用例を自分の場合どうするかをお伝えしておきます。

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米国株式の取り崩しを考える

一例ですが、自分の場合は米国株式はVYMと投資信託でVTIを購入しています。投資の目的はあくまでも老後年金不足分の補完、7年後に年間100〜150万円を現金化する予定です。

VYM:
⇒VYMは分配金狙い、よほど円高が進まない限りは即円転する。

VTI(投資信託):
⇒毎年定率で4%ずつ取り崩す。投資信託なので為替は無視。

現金(円):
⇒極端に円高に振れた場合や株式低迷時に株式取り崩し額を減らして円を使用。

つまりVTIと円でポートフォリオを作って、このような取り崩しルールで運用すれば最も効率が良い状態が作れるはず、なので自分はこの作戦で 行く予定です。

ちなみにVYMは分配金狙いですから取り崩しはしません。突発的に大きなお金がかかる事例が発生したときの保険+毎年分配均を運んでくれる金の鶏です。

参考まで・・・

まとめ

円安の今一体何をすべきなのか・・・おすすめはどのようにして資産を使っていくのかを念頭にしてドル資産と円資産のポートフォリオを見直しをすることがおすすめです。

もしドル資産がなければ、すぐにでも「つみたてNISA」で米国株や全世界株ETFを買って通貨分散の第一歩目を進んでほしいと思います。円安になって輸入価格が上がっても円だけしか持ってなければモロに金融政策の差の影響を受けることになっていまいます。

また注目の為替、どこまで円安が進むのか・・・については結論はわからないということです。ある一定ラインで安定するのは確実ですが、いくらで安定するかはわかりません。

為替は元の水準に落ち着くのか、もっと円安で固定刺されるのか・・・

為替は各国の金融政策の差できまります。つまり金融緩和している日本では円の発行量が増えていきますから相対的に円の価値が減って円安に、金融引締をしている米国ではドルの希少性が上がるのでドル高になっていきます。

これを言い当てることができれば良いのですが、現実的にあ不可能なのでどっちに転んでもいいように通貨分散して対策を売っておくことが必要です。

つまり円高のときは円資産で生活し、円安のときはドル資産を円転して使う・・・みたいな感じです。なので自らが考えるドル資産と円資産のバランス、最適と思われるポートフォリオを考えて地道に積み立てながら、ドル転・円転のチャンスを伺うというのがいいと思います。

(通貨の発行量とその傾向がわかれば数年単位でおおよその為替予測できそうですが、個人でできるレベルかは別途検討してみます)

以上なにか役に立つことあったでしょうか。
それでは、また!!

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