円安が進行していますがこんな時は通貨分散していてよかったな〜と思います。日本に住んでいる以上使うお金は「円」、なのでS&P500がさがっても円換算で上がっていればいいわけです。
円安はこれからも続きますから、FRBが金融引き締めを継続しても安心してみていられます。
さて今回は、自分のドル資産はたまたま最高額を更新し続けていますが、たまたまそうなったという事でインデックス投資家は投資関連のニュースに惑わされずに今まで通り淡々と積立を継続することをおすすめしたいという話をしたいと思います。
インデックス投資は未来を予測しない
たとえば、つみたてNISAは少額からの「長期・積立・分散投資」を支援するための非課税制度、まさにインデックス投資を推奨しているわけですが、踏み込んだ説明を見ることはあまりありません。
「インデックス投資は幅広く分散させ、時間をかけて資産を育てる投資方法」と説明されるのですが、これではわかるようでわからくないですか。
もうちょっと踏み込んでいえば
「近い将来はわからない」ことを前提とした投資方法
つまり近い将来の値動きはわからないけど15年後・20年後に成長しているであろう市場に幅広く分散させるもので、近い将来のことは無視するのが前提です。
人類の経済発展し続ける事にかける投資方法とも言えます
なので気の長い話ですが、逆に言えばほっぽらかしで投資ができるというメリットもありますよ。
為替の未来はわからない
例えば米国株式へ分散投資している場合、ドル円のレートによって円での評価価格が大きく変わります。
100ドルでいくら円が買える?
・ドル円 110円 ⇒ 11,000円
・ドル円 150円 ⇒ 15,000円
こんな感じでドル資産が円換算でいくらになるのかは為替レートが大きく影響します。
なので、いくら米国の経済が発展しても円高が進めば円建ての評価額はガタ落ちなんですね・・・これが為替リスク
でも為替リスクを恐れて投資をしないのはもったいない、なぜなら米国株式のリターン平均が7%くらいだといわれているので15年、20年と長期で運用すれば為替リスクをものともしないリターンが期待できます。
逆に円安になれば円建ての評価額が増えることになります。なので購入したときの為替か円安に振れればラッキー、今まさにこの状態にいる状態なんですね。
基本的には為替の動きは予想できませんが、長い目で見れば一定のラインに落ち着くはずです。特に各国のインフレ目標が2%であり、日本も2013年から2%のインフレを目標にしましたからより強くそう思います。
多分これからも円安は進む
この円安は一時的でもとに戻るというのであれば今のうちに円に戻しておいたほうが良いと思うかもしれませんが、為替は原則どう動くのかはわかりません。
なのでリスクを飲み込んで余計なことをせず、資産が増えることをひたすら待つのがどなたにでもおすすめできる方法だと思います。
ただ個人的には近い将来ドル円が110〜120円レベルに戻ることはなく、この頃よりも円安で安定化すると思っています。
それは、日本はまだ金融緩和を進めるフェーズなのは間違いないこと、一方で他国では過度のインフレ対策として金融引き締めに走っているので、この金融政策の違いで円安が進むからです。
・円の量が増える
・ドルの量が減る
⇒ドルの希少性が上がり円の希少性は下がるので為替は円安に振れる
そして各国のインフレ率が2%付近に落ち着くまで円安が進み、いずれドル円は安定するはずです。
日銀の為替介入は無視
最近為替介入のニュースも目に付きます。為替介入で円高が進めば輸入品の価格が下がりますから、日銀の介入で円高を望む声もありそうです。
でも、このニュースは無視して結構!!為替介入で円高には誘導はできません。できるとすれば為替の動きをマイルドにする程度です。
円安阻止の為替介入とはドルを売って円を買うことですが、数兆円規模でドルを売って円を買っても1日にドル円間で動いている金額は150兆円くらいありますから影響が一時的なのは想像に難くないですよね。
もちろん為替介入はFXなど短期で売買する人にとっては大切ですが、それ以外の人は無視して結構、どうせすぐ元に戻ります。
まとめ
ラッキーなことに円安によってドル資産の評価額が最高を更新中です。米国株が低迷している中、円安様々なんですね。
すでにドル資産を持っている人は円安でウハウハなのではないでしょうか?
ただFRBは引き続き利上げを示唆していますから株価は低迷中、日本の米国の金融政策が真逆というのもこれから為替に大きな影響を及ぼしそうです。
とは言ってもインデックス投資は近い将来を予想しない投資方法なので作戦を変えずに淡々と投資を続けるべきですし、為替もいずれ何処かで安定します。
その時に円高に振れればアンラッキーですが、長期投資であればリターンは為替の影響よりも大きくなると思っているので気にしていません。
なのでこのような不透明な状況ですが、余計な情報に惑わされずに引き続き淡々とインデックス投資を続けましょう。
以上、なにか役に立つことあったでしょうか?
それでは、また!!
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