国内株式は高配当狙いで現在個別株を30銘柄程保有しています。当然米国株式がメインで最近国内株式を始めたので投資額は微々たるもの、この微々たる資金で様々な銘柄に分散投資する必要があるので単元未満株を活用しています。
単元未満株:
S株(単元未満株)とは単元株制度において1単元に満たない数の株式のことです。通常は、各銘柄ごとに100株/口と売買の最低限の単元株数が決まっていますが、単元株数に限らず1株から購入できる制度です。 SBI証券では単元未満株のことを「S株」と呼んでいます。(SBI証券HPより)
日本株式の場合は100株単位でしか売買できなかったのが、この単元未満株を利用すると1株単位で売買が可能ということになります。
株式では卵を1つのかごに盛るなという格言がありますが、日本で多くの株式に分散投資しようとすると100株単位での購入では資金がかかりすぎてしまうんですね。
例えばトヨタの株価は現在約2,000円ですが実際に購入しようとすると100株単位なので最低でも200,000円必要です。同様に他の銘柄も100株単位で購入すると結構まとまった資金が必要になることがわかります。
今は30銘柄程持っていますが、最終的には高配当銘柄を80〜100くらいまで増やして行きたい。メインは米国株式なので国内株式に回すお金はあまりない。すると単元未満株しか選択肢がないんですね。
選んだ証券会社はSBIネオモバイル証券、ただどうも自分とは異なるターゲット層を狙っているようなのでSBI証券に乗り換えをすることに・・・
今回は株式がすべてSBI証券に移管されたので、乗り換えにあたって思ったことをまとめておきます。SBIネオモバイル証券を検討している人、乗り換えを考えている人の参考になるかもしれません。
なぜSBIネオモバイル証券を選んだのか
投資で大切なのは、如何にして手数料を払わないか。この観点で単元未満株の運用が適当と思われる証券会社を選んだんですね。当時の候補はSBIネオモバイル証券かSBI証券です。
SBIネオモバイル証券は月に50万円までの取引手数料が200円、しかもTポイント200ポイントが毎月還元されるので売買ともに実質無料です。 SBI証券は購入手数料が実質0円(今は完全にゼロだそうです)、ただ売却にかかる手数料が売却時の手数料は、現行通り「約定金額の0.5%(税込:0.55%)
つまり売却時にかかる手数料を考えて、日本の高配当株はSBIネオモバイル証券で運用することにしたわけです。
何故、移管することに?!
それはSBIネオモバイル証券のターゲットと自分の運用スタイルがあっていないためですね。少資産で高配当株投資をしたいのですが、そのためにはたくさんの種類の単元未満株を保つ必要があります。
そのため今どのような株を何口持っているのかがわからないと今後買い進める銘柄の検討や暴落時に買う銘柄等々を検討することができません。なので一覧でこれらの情報が見られるようになっていなければならないのです。
しかしSBIネオモバイル証券ではこれらの情報を見ることができず、見たいときは自分でEXCELなどに書き写す等の手間が発生していました。
どうやらSBIネオモバイル証券は少額で売却益狙いのユーザーが運用することを想定してユーザーインターフェースが作られているんだなと実感したんです。
なので多くの高配当銘柄を単元未満株で長期保有というニーズにははっきり言って向いていません。
移管の手続きは?
これは超簡単です。「SBIネオモバイル証券、株式移管」のようなキーワードでGoogle先生に聞けば受付の電話番号がわかります。
電話で「株式を移管したい」といえばすぐに必要書類を送ってくれます。ただ持っている銘柄コード、銘柄名、何株移管するか・・・これ全部手書き入力なんです。
ここが改善されればいいのですが、とにかく30分ほど根性で銘柄コード、銘柄名、何株持っているかを調べながら書類を記載、あとは免許証など身分証明書のコピーをSBIネオモバイル証券へ送り返せばOK。
しばらくするとSBI証券のHPに移管された銘柄が全部乗ってきます。しかし、この手書きというのはなんとかならないのか〜と思うのですが、
もっともこの紙への手書きも簡略化されちゃうと買うのはSBI証券、現金化する時にはSBIネオモバイル証券に移管して現金化・・・なんてことも無料でできちゃうので無理かな!?
SBI証券へ移管後の印象
これは自分の目的から考えて90点は行く満足度です。なんと言っても知りたかった情報が人目でわかるのはマル!!

こんな感じで一覧でわかります。
満足度100点と言いたいところ、のこり10点はこの表から業種が読み取れないんですよ。全く惜しい・・・もしかすると表示する方法があるのかもしれませんが、今のところは見つけられていません。
業種がわからないとどの業種の銘柄を増やすのか、起業の分析をする対象が異なってくるからです。闇雲に配当が高い銘柄を調べてPFに組み込むと、気がついたら景気敏感株だらけ・・・なんてことにもなりかねません。
目的は安定した配当金を得るためですから、様々な業種に分散させておく必要があるわけです。自分のPFの弱点をなくしていくためにもこの業種の情報があると良かったのです。
まあカバーする方法はいくらでもあるので改善されるのを気長に待ちましょう。
まとめ
日本株式で単元未満株を利用して配当金狙いの運用をするのであればSBI証券がおすすめ、SBIネオモバイル証券はどうもトレード向きのユーザーをイメージしてUIが作られているようなので配当金狙いで幅広く分散させるような運用には向いていません。
今後どうなるかはわかりませんが、少額で日本の高配当株を運用するのであれば今のところはSBI証券がおすすめですね。
SBI証券にも弱点があるとすれば銘柄一覧に業種が乗っていないこと、そのうち改善されると思っていますが業種情報もPFを組む上では重要な情報なので、高配当株を狙うのであれば別途調べておく工夫が必要でしょうね。
以上、株式移管の感想でした。
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